「特別な風合いの無染色シルク」
絹糸の風合いと柔らかさがそのまんまの無染色シルク
【生地についてのおはなし】
糸のソーピング（湯通し・石けん洗いなど）の後、通常行う晒(さら)し工程（染色前に真っ白にするため、過酸化水素水で何度も洗う）を
不純物や糊を落とす程度の最小限に抑えた生地です。
染色した生地に比べ、手を加えて無いため繊維のダメージが少なく、
ふっくら柔らかくてクリームのような色合いとふんわりした感触が特徴です。
◆色合い
糸に強い漂白をしていないため、真っ白ではなく、少しむらのあるクリームがかった色合いに仕上がっています。
◆無染色の証 模様のように入っている他の色糸
インナーに使用しているシルクニットは、生糸の副産（生糸を作る際に切り落とされる繭のはじめの部分や終わりの部分などを集めたもの）を原材料とする絹紡糸で作られるため、色が均一ではなく、混じり物も入りやすい特性があります。
通常、何度も洗う工程と染色をすることで、混じり物の色が目立たなくなりますが、この製品は、生地の風合いをそのまま残しているため、ところどころ色の違う糸が模様のように見えます。
人為的な加工を極力減らし、自然のままの風合いが残る無染色シリーズの証であり、個性と受け止めていただければ幸いです。
◆糸のつなぎめ
通常シルクはつやがあり、なめらかな生地の表面を製品のオモテにします。
この製品は、肌触りを重視して、
そのなめらかな表面をあえて肌側にして仕上げています。
そのため、本来生地の裏面に出る「糸のつなぎめ」が製品の表面に出ているところがあります。
